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「獣毛」素材別お手入れ第5弾!

獣毛

こんにちは、mikuです。

先月、子供達の運動会がありました。今年もリレーや綱引きなどがなく、体育交流会という形で開催されました。息子は小学校最後の年。毎年リレーの選手に選ばれるかな?!とか、低学年の頃に見ていた上級生の騎馬戦に憧れていたりしましたが、それをやる事なく最後の年を迎えてしまいました。

親としては悔やみきれない気持ちでしたが、子供達は現状の中でも、体育交流会という形で一生懸命練習し、楽しんで迎える事ができたようです。難しい状況で工夫して開催してくださった先生方にも感謝ですね。

 

今日は、素材別のお手入れ第5弾!「獣毛」です。

 

 

クリーニング(お洗濯)のキホンは素材を知ることから

私たちがお洋服をお預かりして、洗い方をご提案する時に、まず考える事は「このお洋服はどんな素材からできているか」です。シミや汚れを落とすのに、ウェット処理ができるか、ドライクリーニングにするのか・・・

素材を見極めて、お手入れ方法を考えます。

 

クリーニング師になるための基本のキホンなんです。

試験でも素材の特徴を問われる筆記試験や、小さい布を触って、何の素材からできているか回答する実技試験もあるぐらいです。

クリーニング師の私たちは、触った感触や見た目、張りやテカリ感などで、どんな素材なのか、だいたい分かるんですよ~。

 

「獣毛」の特徴

繊維は大きく分けて2つに分類されます。

植物や動物などから作られる「天然繊維」と、人工的に作られた「化学繊維」です。

獣毛は天然繊維の中でも、絹と同じく動物繊維と呼ばれていて、動物繊維の代表格である、「毛」の一種です。一般的には羊の毛を「ウール」と呼んでいて、その他を獣毛といい、区別しています。

獣毛は羊以外の動物から刈った繊維で、「カシミヤ」「モヘア」「アルパカ」「アンゴラ」など、希少価値が高く、高級素材です。

 

獣毛の長所は

  • 弾力に優れていて、シワになりにくい
  • 保温性に優れているので、暖かい
  • 染色された製品は、染色が丈夫で色が出にくい

短所は

  • 水に濡れるとスケールが開き、揉み作用によってスケールが絡み合い、収縮し硬くなる(これをフェルト化現象といいます)
  • 虫食いの害を受けやすい
  • 白い製品は、日光で黄変しやすい

 

お手入れ方法などは、「毛 ウール」と同じなので、そちらをご覧ください。

今回は獣毛について簡単に説明させていただきますね。

 

「カシミヤ」

インドのカシミール地方や中国の高地に住むカシミヤ山羊から得られる毛です。

冬にしか生えない産毛のみが原料となっているため、希少なので高級なものが多いです。

軽くて暖かく、繊維は羊よりも細く、優雅な光沢と感触があります。

 

「モヘア」

夏用の毛で最適と言われているモヘアは、アンゴラ山羊から採取されています。

中が空洞になっているので、強くプレスすると、パンツの折り目などが裂ける可能性があるので、私たちもプレスをする時は気を付けています。

 

「アルパカ」

南米ペルーの高地に生息する、ラマから採取されます。

3,000mを超えるような高地で放牧されているため、厳しい環境を生き抜くため、機能的で防寒性に高くなっています。中が空洞になっているため、そこに温かい空気をため込むことができます。

そのため軽量ながら保温性にすぐれ「ウールの7倍あたたかい」とも言われています。

繊維や繊細で柔らかく、暖かくて光沢があります。

 

「アンゴラ」

アンゴラ兎から採取されます。

軽くて、手触りが柔らかく、温かいですが、摩擦で抜けやすいのが特徴です。

コートのファーに使われる事が多いですが、首回りで摩擦が起きやすい所では、毛抜けの心配があるので注意が必要です。

 

風合いが良いけど、お手入れが難しい・・・

獣毛でできているお洋服は、手触りが良く、暖かくて冬には欠かせないアイテムですよね。

しかし、着用を繰り返すとふんわり感がなくなり、くたびれたようになったり、汚れが付くと擦ったり、強いしみ抜き剤を使えないため、お手入れが難しい素材のひとつです。

 

着用したら、ブラッシングをして、表面に付いたホコリや汚れを落とし、すぐにクローゼットにはしまわず、一晩かけておき、湿気を飛ばしてからしまうようにしてください。

また獣毛は汚れが付いてから10日~25日が経過すると、酸化して変色してしまいます。

こうなってしまうと、獣毛は元に戻すのが難しいです。毎回クリーニングに出せない物は、3回着たら1回クリーニングに出すというタイミングを忘れないようにしてください。

 

風合いはニックの得意分野です!

新しいお客様に「クリーニング店を変えるキッカケになった理由」をお聞きすると、「近所のクリーニング屋さんでお気に入りのニットを出したら、ふんわり感がなくなってパサパサになってしまった。」という事があります。

ニックの高級溶剤は、とくに風合いが良くなる事を大事にして作られています。

ドライクリーニングは、油汚れを取り除くため、獣毛に含まれる油分も洗い流されてしまい、こういった現象が起こってしまいます。こうならないために、ニックの高級溶剤は、汚れ落ちと風合いとのバランスを考えたものを使用しています。

またニックのソフトクリーニングでは、ゆりかごのような洗い方をするので、出した時よりもふんわりし、気に入って出していただいているお客様が多いです。

 

そして、もうひとつ。

ニックのニットの仕上げは、蒸気とブラシを使いながら、ふんわりと仕上げます。1点1点手作業で、そのニットに合わせて使い分けるので、技の見せ所なんです!

 

ぜひ、お気に入りの獣毛のお洋服はニックにお任せください。

 

今日は、素材別お手入れ第5弾!「獣毛」でした。

2021/11/05

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