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冬物お洋服のお直し①ニットの虫食い、破れのお直し
こんにちは、akkoです。
先日、「タンスに入れておいたニット、着ようと思ったら穴が開いていたの・・・!」とお客様からご相談をお受けしました。カシミヤや良い素材のお洋服に限って虫に食べられてしまうなんて残念ですよね。
衣類に食べこぼしや、皮脂汚れがついていると虫のエサになるので、クリーニングに出してから収納するのが鉄則です。タンスやクローゼットは、天気の良い日に風を通しましょう。衣類を入れた状態で引き出しを開けるだけでOKです。
しかし残念ながら、お気に入りのニットに穴が開いているのを見つけたら…ニックへ!
ニックでは、受付でお品物の状態を確認してからお直しのご提案をさせていただきます。
虫食いの場合、まずはクリーニングをして、他にも穴がないかなどの確認をさせていただいてからお直しをさせていただく場合もございます。
虫が舐めた後は、穴が開いてなくても糸が弱くなっていることが多いので、クリーニングすることでお品物の状態を確認することができます。
虫食いであきらめる前に、どうぞお気軽にご相談ください。
かけはぎは、端から糸を抜いたものを使って、穴の部分に編みこんでいきます。
糸が取り出せない場合は、同じような色の糸を使って編みこんでいきます。
さすがは熟練の職人の技。大きさと状態によりますが、見た目では穴があったとはわからないくらい、きれいに仕上がってくるので、お客様にも喜んで頂いております。
(納期3週間程度)
ニットの襟ぐりや袖ぐりがほつれて、ぱっくり開いてしまったら、つなぎ目を縫い合わせるお直しがあります。
ほつれた糸をひっぱると、どんどんほつれてしまうので、切ったり引っ張ったりせずにそのままの状態でお持ちくださいね。(納期10~14日位)
穴がたくさんある、かけはぎでは高い…という方には、手縫いでかがって穴を防ぐ方法もございます。(納期10~14日位)
ニットの穴、と一括りに言っても、いろいろなお直しの方法があります。
ニックではお直しの箇所やお客様のご要望に合わせて、受付でご提案をさせていただきます。どうぞお気軽にご相談くださいませ。
ニットを長期保管するときは、必ずクリーニングでシミや汚れを落とすこと。クリーニング後はビニールから出して、防虫剤を入れて保管をしてくださいね。お気に入りをキレイに永く着て頂けるコツですよ。
2019/12/13