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ファッションケアの基礎知識 第9弾!「衣類の大敵!黒カビ」
こんにちは、mikuです。
先週に学校の授業参観がありました。クラスを半分に分けて、1家族1人のみの参観でしたが、子供たちが楽しそうに過ごしているのを見ることができ、主人はとても嬉しそうでした。
この状況下で工夫してくださった、先生方に感謝です☆
今日はファッションケアの基礎知識、第9弾!「衣類の大敵!黒カビ」す。
今年もカビに要注意!
前回は白カビについて、お話させていただきました。
いつもの年以上に、昨年の夏以降は、カビのお洋服が多くて、お困りのお客様が多かったです。
外出自粛で、クローゼットを開ける機会が減って、長梅雨からの猛暑で、カビの生える絶好の条件が揃っていたのかもしれませんね。
カビの生える条件は、気温が20度以上・湿度が70%以上と言われています。
さらにホコリや汚れなどの栄養源があると、活発に繁殖します。
衣類に付く、カビの種類は2種類
お客様が持ち込まれる、カビの生えたお洋服には大きく分けて、2種類のカビが生えています。
それは前回紹介した「白カビ」と「黒カビ」です。
黒カビは、色素系のカビの一種で、黒いポツポツが普通に洗っても取れません。
今回は黒カビについてです。
黒カビは、白カビと違って、根っこまで色づいているため、とても目立ちます。
この色素を抜こうと思っても、漂白剤でも落ちないんです。
私がお洋服をお預かりする時も、黒カビを見たときは「あちゃ~、諦めるしかないかな」と思う事が正直な所です。
「お預かりすれば、菌を死滅させることはできますが、黒いポツポツとした色素を落とすことはできないんですよね。」とお伝えします。
しみ抜きや漂白をすれば、落ちると思っていらっしゃる方が多いのですが、黒カビは諦めてもらう事が多いです。
カビがお洋服に与える影響
カビ菌は身体に悪影響・・・
それだけではありません!
お洋服に付いたカビは、繊維の中に根っこを食い込ませ、繊維や色素成分を分解してしまいます。
カビが一度生えてしまうと、取り除けたとしても“生地が弱ってしまっていて穴が開きやすくなる・・・”
“色が抜け、変色してしまう・・・”といった、お洋服にもダメージを与えてしまいます。
まずは、カビを生やさない事が、やっぱり大事になってきます。
カビを生やさないために
- 一度でも着たお洋服は必ず洗いましょう。
「短い時間しか着ていないから・・・」「見た目汚れていないから・・・」
意外と洗わずに、そのままクローゼットに入りっぱなしのお洋服があります。
少しの汗や汚れでもカビの栄養源になってしまいます。
まずは、汚れを取り除いてしまうのが大前提です。
- クリーニングの袋は取りましょう。
クリーニング屋さんでお返しする時にかかっているビニール袋は、店内で保管中のホコリよけのもの。
袋に入ったままクローゼットにしまっていませんか?
ビニール袋は通気性が悪いので、湿気がたまりやすいです。
必ず外してから、クローゼットにしまってくださいね。
- 収納する場所を清潔に保ちましょう。
お洋服はキレイでも、そのお洋服をしまっておく場所が汚れていては意味がありません。
定期的に掃除をして、クローゼットの中をキレイに保ってくださいね。
その際に、空気の入れ替えをするとさらにGoodです!
- クローゼットの中をパンパンにしないように。
隙間なくキツキツで収納してしまうと、風通しが悪くなってしまいます。
また、カビが生えてしまった時に、他のお洋服に増殖しやすいので、詰め込みすぎは厳禁ですよ~。
クローゼットの中は8割程度にしましょう。
保管場所にお困りでしたら、ニックのマイクローゼットをご活用くださいね!
次のシーズンまで、湿度と温度が管理されたお部屋で保管をするので、カビや虫食いの心配がありません。
カビの生えない環境を作って、お洋服を永くキレイに着続けてください。
もしカビが生えてしまったら、ニックにご相談くださいね。
今回はニックのファッションケアの基礎知識 第9弾「衣類の大敵!黒カビ」でした。
2021/06/25