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「綿 コットン」素材別お手入れ第1弾!
こんにちは、mikuです。
いま隣で、子供達は学校から配布されたタブレットで、リモート朝会をしています!
クラスの半分のグループしか、学校で会えていないため、久々に見るお友達の顔を見て、嬉しそうにしていました。早くクラスみんなで、不安なく授業が出来る日が来るのを願っています。
それにしても、宿題のノートを撮影し提出したり、先生の授業風景を動画で見たりと、子供達が使いこなしているのに、感心してしまいました。
クリーニング(お洗濯)のキホンは素材を知ることから
私たちがお洋服をお預かりして、洗い方をご提案する時に、まず考える事は「このお洋服はどんな素材からできているか」です。シミや汚れを落とすのに、ウェット処理ができるか、ドライクリーニングにするのか・・・
素材を見極めお手入れ方法を考えます。
クリーニング師になるための基本のキホンなんです。
試験でも素材の特徴を問われる筆記試験や、小さい布を触って、何の素材からできているか回答する実技試験もあるぐらいです。
クリーニング師の私たちは、触った感触や見た目、張りやテカリ感などで、どんな素材なのか、だいたい分かるんですよ~。
最も一般的な素材、「綿 コットン」の特徴
繊維は大きく分けて、2つに分類されます。
植物や動物などから作られる「天然繊維」と、人工的に作られた「化学繊維」です。
綿は天然繊維の中でも、植物繊維と呼ばれ、木綿の植物から作られるものです。
繊維の長さによって、用途が分かれています。
長い繊維は「エジプト綿や海島綿」と呼ばれるものがあり、高級シャツに使われています。
短い繊維は、太い糸なのでタオルやシーツに使われています。
「綿」の長所は
- 汗や水分をよく吸収し、保湿・保温性に優れている
- アルカリ・熱に強いため、洗濯に向いている
- 染色性に優れている(染色性とは生地を様々な色に染めること)
短所は
- 濡れた状態での摩擦や、日光や汗により、変退色(色が薄くなったり違う色になる事)する
- 強力な脱水は避けること、繊維が擦れたり、傷になったりして白化する(繊維が毛羽立って白く見える)
- 酸性に弱く、付着すると繊維が傷む
- 水に濡れると収縮する。
綿 コットン100%のアイテムはお手入れが大変・・・なぜ?
ワイシャツやTシャツ・トレーナーなど、綿でできたお洋服はたくさんありますよね。
着心地もいいし、天然繊維の中で、一番普及している素材です。
しかし、家庭洗濯をすると、シワになったり、ヨレてしまう事はありませんか?
これは膨潤収縮とう現象です。
綿は中が空洞になっているため、水分をよく吸収します。
水分を含むと、パスタを茹でると麺が太くなるように、水分を含んだ繊維の直径が太くなり、縦糸と横糸の間隔が詰まります。それが乾くと、糸は元の太さに戻りますが、繊維の湾曲はそのまま残ってしまうので、シワになったり、収縮してしまうんです。
綿は強度があり、ガシガシ洗えるイメージがありますが、実はデリケートな繊維なんですよね。
Tシャツはお任せください!
私もTシャツを買う時は、家庭洗濯の事を考えて、綿100%は買わないようにしています(汗)
それでも、気に入ったデザインの物だと、綿100%でも購入してしまいますよね。
最近では、Tシャツでも1万円もするものもあり、家庭洗濯でこのようになってしまうのが心配です。
ニックにお任せしていただければ、プロが使う洗剤と柔軟剤で、収縮を防ぎます。
また、家庭洗濯では落ちきれない、皮脂汚れやファンデーション・日焼け止めも落とせるので、くすみや黄変も防ぎ、白さが長持ちしますよ!
ぜひ、「綿100%のTシャツ」は、ニックにお持ちください!
今日は、素材別お手入れ第1弾!「綿 コットン」でした。
2021/09/09